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雜賀 智穂

私は、司法書士試験に合格してからおよそ4年間清水綜合事務所様でお世話になりました。

まず、司法書士である前に、一人の社会人であり、社会人として一流を目指す必要があることを学びました。
挨拶や立居振る舞いの部分をゼロから教わりました。所長はじめ、先輩方をみて、ぜひこの人にお願いしたい、この人と一緒に仕事がしたいと思ってもらえるような社会人になることが大切だと感じました。

業務領域はとても広く、司法書士としては一般的な登記業務から、ほかの事務所ではなかなかできない企業再編など、たくさんの経験を積ませていただきました。また、行政書士、不動産鑑定士、土地家屋調査士の業務にも関わらせていただき、清水綜合事務所様でお世話になったからこそ、たくさんの知識を身につけることができました。
M&Aの局面で会計士の先生や金融機関の本部の方との大人数での打ち合わせ、事業承継において不動産全般のデューデリジェンスなど、なかなか一般の司法書士は経験できないこともたくさん経験させていただきました。

その中で印象的であったのが、単なる手続きではなく、その手続きに至るまでのプロセスや理由、業務の周辺知識をとことん調べて理解するプロフェッショナルとしての姿勢です。業務を進めていくうえで、結果はもちろんですが、結果につながるプロセスをどれだけ重要視できるか、ということを学びました。結果は同じでも、どれだけその案件に向き合ったか、自分でどれだけ考えたかによって、得るものが全く違います。それを積み重ねることによって、1年後には大きな差が生まれると、先輩によく言われました。先輩にはよくその日の日経新聞の記事の内容を質問されていました(笑)業務領域について詳しくなるのはプロとして当然として、それ以外の周辺業務や時事の問題にも詳しくならなければならないと教えていただきました。

また、お客様の期待を超越してこそ付加価値が生まれると言うことも教えていただきました。士業は専門職であるのと当時に、サービス業です。司法書士として一般的な業務である登記業務は、同じ内容の登記であれば、誰が登記手続きをしても、出来上がる登記は同じになります。だからこそ、お客様のニーズに答えることはもちろん、付加価値の高いものを提供することで、お客様自身も気づいていなかったニーズを掘り起こしたり、無用なリスクを排除したりすることで期待超越を目指さなければならないことを学ばせていただきました。

その他、厳しく叩き込まれ、いまの私の強みになっていることが何があっても仕事を完遂する責任感とスケジュール管理です。案件の性質から逆算して常に前倒しのスケジュールを組むこと、そうすると事前に問題が発生しそうなポイントがわかるのでそれを一つ一つ関係者の方と事前に潰して行くことで期日に間に合わせるスケジュール管理とそのための責任感は、お客様に伝わっていましたし、だからこそリピーターの方が多いのだと思います。

私はいま和歌山市で開業していますが、清水綜合事務所で学んだことを励みに頑張っています。末筆になりましたが、皆さまどうもお世話になりました。ありがとうございました。また近くに行くときは立ち寄らせてくださいね。末永くよろしくお願いします。